一口介護の仕事と言っても、働く場所や雇用形態によって待遇は違います。いくつかある介護業界の勤務地の中でも需要が高まっているのがサ高住です。サービス付き高齢者向け住宅は、要介護者よりも日常生活を送る上で支障のない健康体の人が多いため、介護士の働き方も通常とは異なります。主な仕事は定期的な部屋の見回り、入居者の悩み相談、外出の送り迎えなどです。身体介護をする機会が極端に少ないことから、年齢を重ねてからも仕事を続けることができます。サ高住は正社員はもちろん、アルバイトやパートとして働くことも可能です。雇用形態による仕事内容の違いがなく、どういった雇用形態でも前述した基本的な業務をこなすことになります。
正社員とパートの違いは勤務時間の自由度です。正社員が1日8時間ほぼフルタイムで働くのに対して、アルバイトやパートは本人の要望で短時間だけ働くということもできます。中には育児との両立を理由に午前中、午後だけといった半日だけの勤務を選択する人も少なくありません。プライベートの時間を優先したい人にとってこの点は大きなメリットです。正社員は病欠などで人手が足りなくなった時に急遽代打で出勤するケースもあるなど大変な部分も多い反面、福利厚生面が充実しています。安定した収入が確保できるのはもちろん、社会保険や厚生年金といった万が一の備えにも対応しているので安心して働けるのが魅力です。アルバイトやパートは時給契約で勤務地によって収入にバラつきがあります。これから正社員を目指したいという人は、【正社員で活躍したい!介護業界転職の道】のような参考サイトに目を通してみてはいかがでしょう。